proside万能ヘラ65mm、OLFA鉄の爪25ミリです。
XR100モタードのドライブスプロケットの交換は、ジェネレータカバーを外す必要があります。このカバーにはガスケットが挟み込まれており、前回バラした時は少し破れた程度だったのでそっと元に戻して再利用しました。今回の分解ではガスケットが固着して再利用できないので、新しいガスケットに交換します。
この固着したガスケットをはがすのに活躍するのがスクレーパです。
prosideの方は普通のスクレーパで、樹脂のハンドルに斜めのステンレス刃が取り付けられています。
OLFAはほぼ正方形の薄刃で、1面がカッターナイフのような鋭利な刃となっており、残りの3面はエッジとして使用できます。OLFAのアイデンティティーである黄色のハンドル部分には、これまたOLFAらしくスペアの刃6枚が収納されています。
両者の使い勝手ですが、外したジェネレータカバーはどちらも問題なくガスケットをこそぎとることができますが、XR100モタードのクランクケース側はアンダーガードやらシフトペダル、ステップ等があるためコンパクトなOLFAが使い易いと言えるでしょう。OLFAの刃の部分を使用すれば、軽い力でさくっと(コツは刃を寝かせて少し斜めにスライドするように)ガスケットを削ることができ、結果としてアルミでできたカバーやクランクケースへの攻撃も少ないと言えます。どちらかと言えば広い範囲をガシガシ削り取るのではなく、狭い範囲を繊細に作業するのに向いているでしょう。
几帳面な人にはOLFAがお勧めです。